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2006年11月23日 (木)

「裁判員制度」憲法違反の疑い(その5)第37条関係

憲法第37条[刑事被告人の諸権利]すべて刑事事件においては、被告人は、公平な裁判所の迅速な公開裁判を受ける権利を有する。②項、③項省略

 いろいろな考え方を持つ国民を、裁判員として無作為(立前として)に6人選んで刑事裁判に従事させた場合、果たして公平な裁判が保障されるのか疑問です。

 最高裁は当初、陪審制度については誤判率が高いとして反対の意向だったとのことです(丸田隆著「裁判員制度」平凡社新書81頁~)。では裁判員制度なら誤判率が低いかというと、それは単にデータが無いだけです。ただ、裁判員制度なら、本職の裁判官の判断が入るので、誤判率は低いだろう、というだけのことではないかと思います。

 しかし、これまでは3人の裁判官の意見が分かれた場合、多数意見が通ったはずです。しかし、裁判員制度のもとでは、本職の裁判官の少数意見の方が通こともあり得るのです。

 素人の意向が裁判に反映された場合の誤判率については、アメリカにおける陪審制度の場合よりも低いという保障は、どこにも無いように思います。

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